町田市・相模原市の矯正歯科治療なら、さわざき歯科医院へご相談ください。

歯を抜かずにキレイな歯並びに!
10万円からできる画期的な矯正治療!

〒194-0012 東京都町田市金森6-2-14
さわざき歯科医院

 院長:沢崎 和久
院長:沢崎 和久

1960年 長野県に生まれる
1979年 神奈川県立多摩高等学校卒業
1980年 東京医科歯科大学歯学部入学
1986年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1992年 東京都町田市に、さわざき歯科医院開院
1994年 医療法人社団創和会 設立


◆ 矯正歯科治療に対する思い

学生時代の私は、矯正があまり好きではありませんでした。実習でワイヤーを曲げるのが苦手で、いつも先生に叱られていたのです。

18年前に開業した頃、治療の幅を広げようと歯列矯正の講習会に何回か通いましたが、当時通った講習会もワイヤーを曲げて行う治療方法だったので、高い受講料と時間をかけたものの、自分の医院の治療には取り入れずに、矯正を希望される患者さんは、矯正専門医の先生に紹介していました。

矯正専門医の先生方は一般的に、通常の虫歯治療、歯周病治療、抜歯は行いません。そのため、矯正治療中に虫歯が発見されると、私の医院で虫歯の治療をしたり、矯正治療のために小臼歯を抜歯する時にも、矯正の先生からの紹介状で私が抜歯していました。

ところが近年、形状記憶合金を用いた非抜歯矯正が徐々に広まってくると、雑誌、インターネットなどのメディアで知った患者さんから、「抜歯しない矯正があるそうですが・・・」と質問を受けたり、当院で虫歯治療をしている患者さんから、「沢崎先生に虫歯も矯正も診てもらいたいのですが」と言っていただくことが多くなりました。

たしかにアメリカでは最初の診断、根の治療、かぶせ物の治療、歯周病の治療と、一人の患者さんが何人もの専門医に通うのが一般的ですが、われわれ日本人の風土、習慣では、すべての治療をおじいさん、おばあさんからお孫さんまで家族で通っている「かかりつけ歯科医」に診てもらいたい、と思うのが自然かもしれません。
患者さんの要望や自分自身の向学心(?)もあり、また矯正の勉強をしてみようと思った時に出会ったのが、鈴木設矢先生の床矯正研究会でした。さっそく入会させていただき、症例検討会や講習会に通いました。

ただ、矯正の勉強は続けていたものの、生来の怠け者なので、積極的に治療には取り入れず、口コミ程度にごく少人数の患者さんだけ治療していました。
そんなある時、強くショックを受ける出来事がありました。
高校時代の同級生のお嬢さんのケースでした。

私の高校は川崎市にあり、小田急線沿線、田園都市線沿線に高校時代の友人が多く住んでおり、友人やその家族の皆さんが治療に来てくれることが多かったのです。Mさんもそのひとりで、高校時代に1年だけ同じクラスになったことがありましたが、あまり話したことはありませんでした。たまたま結婚して町田に住んでいたので、私の医院に2人のお嬢さんと一緒に通ってくれました。
数年前、お嬢さんが中学生の時のことです。
「上の娘の歯並びが気になるんだけど、沢崎君は矯正治療はしないの?」
「一応、勉強は続けているけど、あまり気が進まない。どうする?東京医科歯科大学の先輩で矯正の先生が何人かいるけど、紹介しようか?」
結局、彼女のお嬢さんは学校の友達が通っている矯正医の元で治療を受けることになりました。その先生とは面識はありませんでしたが、私が紹介状を書きました。
しばらくして、Mさんから電話がありました。
「矯正の先生から歯を4本抜くように言われたんだけど、予約取れる?」
いつもは受付で予約をするのに、なぜか私を呼び出して予約が取れるか聞いてきたのです。
治療中で忙しかったこともあり「受付にまわすから、お嬢さんの都合のいい日を言って。融通するから」

その日の夜でした。11時頃に帰宅するとMさんから電話がありました。
「遅くにごめんね。実は娘の抜歯のことなんだけど・・・。どうしても抜かなくちゃダメかなぁ?」
「矯正の先生から説明してもらったんだろ?」
「説明を聞いて、一応、頭では理解できるんだけど、まだ生えて何年もなっていない虫歯でもない歯を抜くのがどうしてもかわいそうで」
「お嬢さんはどうなの?」
「娘は『頑張る』って言っているけど、たぶん不安だと思う」
勉強もでき、クラスの仕事も率先して引き受けて人望の厚かった高校時代のMさんによく似たお嬢さんの顔が浮かびました。
しばらく話しましたが、最後にはMさんが涙声になっているのがわかりました。頭では理解できても、母親として心情的に辛いのはよくわかります。
「わかったよ。すぐに抜かないで次回の診療の時に相談しよう」
お嬢さんの歯を診せてもらうと、私が勉強してきた知識の中では、非抜歯で矯正できるのではないかと思ったので、その日は抜かずに、私から矯正の先生に相談することにしました。

矯正の先生とは面識はありませんでしたが、昼休みに電話したところ、最初は快く話を聞いてくれました。ところが言葉を選びつつ非抜歯で矯正できないかを尋ねたところ、明らかに不機嫌な様子で、
「先生ねぇ、たしかに同級生のお嬢さんということで先生の気持ちもわかりますが、いちいち患者の言うことなんか聞いていたらきりがないですよ。先生も大変ですね。もう一度、私からお母さんには説明しましょう」
Mさんに連絡し、もしもセカンドオピニオンが必要なら、他の医院を紹介すると言いましたが、私に迷惑がかかると思ったのか、Mさんのお嬢さんはその先生に治療を受けることにし、後日、私がお嬢さんの第一小臼歯4本を抜歯しました。

その後、私は大学の先輩が大阪で主催している非抜歯矯正の講習会に毎月通い、本腰を入れて非抜歯矯正を習得するべく研鑽しました。床矯正研究会の勉強も以前にも増して熱心に通いました。
Mさんのお嬢さんの出来事が引き金となって、怠け者だった私の気持ちに火が点いたのです。今では極力健全な歯を抜かないで、床矯正とワイヤー矯正を組み合わせて、患者さんに喜んでいただいております。

連絡先

〒194-0012
東京都町田市
金森6-2-14
さわざき歯科医院
TEL:042-795-4184

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